シネラマ「西部開拓史」
高校生の頃、今はない名映画館「テアトル東京」で初Wデートで観た。
湾曲したスクリーンをイメージしてmy roomで。
いわば、二階席右側から見た感じ。 実際にはテアトル東京には二階席はなかった。
一階席左側から見た感じ。
実際のスクリーン(テアトル東京の広報からお借りした)は
ネット画像
初期(1952)のシネラマの概念図
3台のカメラで撮り、3台の映写機で対角線に投映する。
初期のシネラマは3分割画面だから二本のスジが入りました。
この方式は旧帝劇(日比谷・帝国劇場)で上映された。
A・ニューマンによるスコアは素晴らしい。
グランド・フィナーレでは「アメリカ」を高らかに歌います。
「鉄拳と銃で」と、、、。
1952~1962までのシネラマは8作品全部観た。
以降の「ニセラマ」は全部見ていません。
シネラマ(Cinerama) (35mm×3本、フィルム送り速度26コマ/秒) 『これがシネラマだ』(This Is Cinerama) (1952) アメリカ映画 シネラマ社 (アメリカ公開1952.9.30/日本公開1955.1.5)120分+休憩 『シネラマ・ホリデー』(Cinerama Holiday) (1955) アメリカ映画 シネラマ社 (アメリカ公開1955.2.9/日本公開1955.12.21)120分 『世界の七不思議』(Seven Wonders of the World) (1956) アメリカ映画 スタンリー・ワーナー社 (アメリカ公開1956.4.10/日本公開1957.3.15)128分+序曲・休憩・終曲を含む 『世界の楽園』(Search for Paradise)(1957)アメリカ映画 シネラマ社 (アメリカ公開1957.9.25/日本公開1958.6.1)104分+序曲・休憩・終曲を含む 『大西洋二万哩』(Windjammer)アメリカ映画 ナシヨナル・シアターズ+シネミラクル (アメリカ公開1958.4.10/日本公開1962.4.29)142分+序曲・休憩・終曲を含む 『南海の冒険』(South Seas Adventure) (1958) アメリカ映画 シネラマ社 (アメリカ公開1958.7.16/日本公開1959.4.25)120分+序曲・休憩・終曲を含む |
上記ビデオソフト海外版Blu-ray既発売
下記ビデオソフトBlu-ray&DVD既発売
スーパーシネラマ(Super Cinerama)(旧式) (35mm×3本、フィルム送り速度24コマ/秒) 『不思議な世界の物語』(The Wonderful World of the Brothers Grimm) (1962) アメリカ映画 MGM+シネラマ社 (アメリカ公開1962.8.7/日本公開1964.3.6)135分+序曲・休憩・終曲を含む(ビデオソフトLD既発売) 『西部開拓史』(How the West Was Won) (1962) アメリカ映画 MGM+シネラマ社 (アメリカ公開1963.2.21/日本公開1963.11.25)162分+序曲・休憩・終曲を含む(ビデオソフトLD・DVD既発売) |
上の一覧はロイド・シアターより引用させて頂きました。
「これがシネラマだ」のrestoreした予告編は。必見。
まさに良き時代の「アメリカ」!。
ついでに
シネラマの初期版
左:好きなウイドマーク 右:ティファニーのペパード
restore版
実際には「外・外」を向いていて、上の画像のように「向き合わない」。
役者は苦労したと思います。
下手な絵でゴメン。右手が不自由でなく、まだ使える時代に描きました。
おまけ
半世紀以上前のロケ現場に行き、画角を合わせて撮った下のYouTube、
なんと素晴らしい事よ!。羨ましいです、ロケ地に行けるとは。
追記
2021/01/12 11:45
今ではアメリカでマニアが「シネラマカメラ」で撮っているようだ。
巨匠 J・フォードは「西部開拓史」撮影中に「こんなカメラで撮れるか!」と
さんざん不満を述べていたようです。
紅葉・黄葉が美しいのは僕には嬉しい。